TUBCの試合を9割楽しめるバスケの基礎知識

TUBCの楽しみ方

1年前。バスケットのルールはトラベリングしか知りませんでした。でも、今ではブログを書いちゃうくらいバスケットを楽しんでいます。だからと言って、ルールを特別勉強したわけでもありません。
ほとんどの知識は、試合会場に1年通って、MCのタケタクさんから得た情報だと思います(笑)

ということで、今回は、これだけ知ってれば試合を十分楽しめる基礎知識をまとめてみました。素人の説明なので、誤りがありましたら遠慮なく指摘いただけると嬉しいです。

それでは、行ってみましょう!

バスケットの人数

5人です

いや、さすがにこれは知ってました(笑)。チーム内で同時にコートに立てるのは5人です。バスケには3on3などもありますが、ここではいいですよね。

ゲーム開始時に出場する5人の選手は、特に【Starting5】と呼ばれます。試合開始5分前位、カッコイイBGMと共にコートに登場するので、是非その時間までには席に戻っておきましょう。

試合時間

B.LEAGUE ゲームルール解説 より(https://www.bleague.jp/basketball_rule/?tab=1)

試合開始の合図とともに、コート中央でジャンプボールが行われます(TIP OFFと言います)。その後、10分の試合(クォーター:Qといいます。)が4回行われます。なお、2Q以降は、ジャンプボールは行われず、スローインでゲームが開始されます。

前半戦(1Q+2Q)と後半戦(3Q+4Q)の間には、15~20分のハーフタイムが設けられ、1Qと2Q、および、3Qと4Qの間には、それぞれ2分のインターバルが設けられます。

インターバルの時にはユナイトが会場に登場し、いろいろなパフォーマンスをしてくれます。なので、観客的には、インターバルになりません(笑)。また、ハーフタイムには、様々なショーが行われます。有明アリーナ(メイン)の場合には、UNITE DANCERSがダンスで開場を盛り上げてくれます。また、地元江東区のダンスチームも参戦してくれることもあります。

なお、同点の場合は5分間の延長戦(オーバータイム)が行われます。TUBCでは、2023年10月8日の豊田合成スコーピオンズ戦で延長戦が行われました(2023年11月15日現在)。

得点の種類

観戦していて、一番初めにぶつかった壁が、この得点の部分でした(笑)。

B.LEAGUE ゲームルール解説 より(https://www.bleague.jp/basketball_rule/?tab=3)

通常のゲーム中、近くからゴールを決めると2点、遠く(3ポイントラインの外側)からゴールを決めると3点与えられます。そして、フリースロラインから打てるシュートのことをフリースローと言い、1本決めるごとに1点与えられます。

ここまでの状況は何となくわかると思います。

フリースローの回数は、状況によって1回の場合、2回の場合、3回の場合がありますが、初心者を悩ますのが、このフリースローの「回数」だと思います。フリースローは、ざっくり言うと、以下の場合に打つことができます。

(1) シュート動作中に相手チームからファールを受けた場合
(2) 1Q内のチームのファール数が5回目以降の場合(ファールを受けるたび)
(3) 悪質なファールが行われた場合((i)アンスポーツマンライクファウル/(ii)テクニカルファウル)

(1)の場合、以下の状況に応じてフリースローの回数が決まります。

・シュート動作中にファールを受けたにも関わらず、ゴールを決めた場合
 → フリースローを1回行うことができます(これを、特にバスケットカウントと言います)
・2ポイントシュート動作中にファールを受けた場合(ゴールは決まらなかった場合)
 → フリースローを2回行うことができます
・3ポイントシュート動作中にファールを受けた場合(ゴールは決まらなかった場合)
 → フリースローを3回行うことができます

(2)の場合、フリースローを2回行うことができます。

(3)の場合、(i)のとき、フリースローは2回、(ii)のとき、フリースローは1回行うことができます。ただし、始めは区別が分かりにくいと思いますし、そこまで頻繁に発生するものではないので、なんか悪質なことをしたら罰則のフリースローが与えられる、位の感じでいいと思います。

このフリースローが分かると、得点の推移が把握できるようになるので、試合観戦が断然面白くなると思います!

フリースロー時のブーイングについて

ホームゲーム観戦中、相手チームのフリースローになると、味方の観客がメガホンを叩いたりするなどの行為(通称:ブーイング)を行う姿が見られます。

初めて観戦するときは、「なんで、こんなひどいことをするんだろ?」と思うかもしれません。

これについては賛否両論あることなので、意見が分かれるところではあります。

日本代表の渡辺雄太選手が、23’W杯後の報告会見で「敬意を持ってブーイング」という表現をしています。また、早水HCも、「相手あっての試合」とおっしゃってます。

また、娘も初めは、ブーイングに反対派でした。観戦の途中からメガホンを叩く行為をするようになったので、なぜブーイングをするようになったか聞いてみると、「(私も)一緒にゴールを守ってるの!」という意見。

いずれにしても、観戦時の気分を害するようなブーイングは避け、応援する気持ちを持ってブーイングに参加するのが試合を楽しめるコツなのかもしれません。

TUBCの選手がフリースローを決めたとき、会場内に掛け声が流れます(詳しくは、TUBCの試合を見に行こう!(2)参照)。このときは、ブーイング以上に声を出して応援しましょう!

選手交代

試合中、何度でも交代可能です。人数や回数に制限はありません。他のスポーツだと回数制限あるのに、ちょっと変わってますよね。
また、選手が交代できるタイミングは、ナニやら細かい規則があるようなのですが、ざっくり言うと、タイマーが止まったタイミング(ボールが外に出たり(アウト・オブ・バウンズと言います)、ファールが取られたりしたタイミング)で行われます。

選手交代の時にはMCのタケタクさんがアナウンスしてくれるので、誰が交代したのかすぐ分かります。

ベンチ裏のコートサイド席で観戦していると、選手交代が起こりそうになるとベンチが慌ただしく動き始めるのを見ることができます。「お、○○選手が準備してる」のように、緊迫した雰囲気を感じれられるのも、ベンチ裏観戦の特権です。

あ、ちなみに、#32マイケル選手は(これだけではありませんが)、常にマイペースで、アウェー戦の選手交代控え中に、その姿が激写されていました(笑)。決してやる気がないわけではない(ハズ)なので、ご理解ください。

ファール/バイオレーション

バスケットボールで禁止されている行為には、ファールとバイオレーションの2種類が存在します。

ファールは、ざっくりいうと、スポーツマンらしくない行為によるものを言います。プレーヤー同士の接触や、相手チームの選手に不当にぶつかるなどの行為です。一方、バイオレーションは、ファール以外の禁止行為を言います。用語はともかく、このような禁止行為を行うと、ボールの所有権が相手チームに移ります。

相手チームは、その行為が行われた場所から最も近いライン(サイド/エンドライン)の外からスローインをしてゲームを再開します。

フリースローの部分でも述べましたが、1Q内でチームのファール数の合計が5回以上になると、ファールするごとに(シュート動作中でなくても)2本のフリースローが相手チームに与えられます。

また、試合中、個人のファールが5回になると、その選手は退場になってしまいます。個人の退場を防ぐため、ファール数が増えている選手はベンチに戻されることもあります。

ファールの種類

ファールの種類は細かすぎて素人には説明しきれないので、ここでは割愛させて頂きます。選手もファールの判定に対して審判に抗議してるくらいなので、判断は難しいんじゃないかと。体のぶつかり合いでファールが取られる時があるんだなぁ…くらいの感じで観戦してます😅

バイオレーションの種類

バイオレーションはファールと違って、客観的に確認することができる禁止行為です。なので、こちらは理解しておくと、試合観戦を楽しめるはずです。

アウト・オブ・バウンズ

ボールがコートの外に出ることです。一応、バイオレーションという位置づけです。どちらのボールになったかは、審判の手を見ると分かります。手を伸ばした方に攻めているチームのボールになります。

24秒ルール

攻めているチームは、24秒以内にシュートを打たなければならない、というルールです。シュートを打ったかどうかは、ボールがゴールのリングに触れたかどうかで判断されるようです。なお、24秒以内にボールがリングに触れ、攻めているチームが再度ボールを得た場合、タイマーが14秒にリセットされます。
この時間は、ゴール上に設置されたタイマーで確認することができます。

TUBCのベンチでは、10秒を切ったあたりからタイマーのカウントダウンを知らせる声が聞こえるようになります。選手たちはボールコントロールに集中しておりタイマーを見ることが難しいため、このような声掛けが行われているのだと思います。これを聞くと、ベンチの選手・スタッフもコート上の選手と一丸となって戦っている姿を感じることができます。

8秒ルール

シュートが決められ、攻め側に転じたチームは、スローインが行われてコート内でボールを取った瞬間から8秒以内に、センターラインを越えた相手チームゴール側のコート(フロントコートと言います)へボールを運ばなければならない、というルールです。タイマーとの関係でいうと、16秒を切る前にフロントコートにボールを運ばなければならない、ということですね。

3秒ルール

攻めているチームは、ゴール下の四角の枠内(制限区域と言います)に3秒以上留まってはいけない、というルールです。ゴール下で競っている印象がありますが、あまり3秒ルールのバイオレーションを見たことはありません。

5秒ルール

5秒ルールは、以下の行為を5秒以内に行わなければならない、というルールです。

・スローイン/フリースロー時、審判からボールを受け取ってから5秒以内にプレーをしなければならない
・コート内でボールを受け取ってから5秒以内に、パス・ドリブル・シュートのいずれかのプレーをしなければならない

こうしてみると、○○秒ルール、というバイオレーションが結構多いことが分かります。すべてを意識して観戦しようとすると疲れるので、これらのルールを覚えておけば、ホイッスルがなったときに「???」とならなくて済むと思います。

トラベリング

ボールを持った状態で、ドリブルをせず3歩以上歩いてはいけない、というルールです。さすがにボールを持って3歩歩く選手はほとんどいないので、ボールを持ってディフェンスを避けているときに、足がずれてしまう、という状況で発生しやすいバイオレーションだと思います。

キックボール

ボールをわざと足で蹴ったり、止めたりしてはいけない、というルールです。「わざと」の場合なので、偶然当たってしまったと判断された場合には、バイオレーションになりません。

バックコート・バイオレーション

フロントコートにボールを運んだ後、そのボールをセンターラインを越えて自チームゴール側のコート(バックコートと言います)に戻してはいけない、というルールです。8秒ルールとセットで覚えると良いかと思います。

他にも、ダブルドリブル/インターフェア/ゴールテンディング、などのバイオレーションもありますが、ほとんど発生しない(昨シーズン、1~2回しか見たことがない)ので、まずは気にしなくていいと思います。めったに発生しないバイオレーションは、MCのタケタクさんが、そのバイオレーションの内容を丁寧にアナウンスしてくれるので、その時に覚えればOKです!

以上、バスケの基礎知識を書いてみました。ただ、バスケ観戦の楽しみ方は人それぞれですから、バスケそのものを楽しに行くだけでなく、推しの選手に会いに行くのも良し、ビール🍻のあてに観戦するのも良し、TUBCファンのコミュニティーを広げに行くのも良し。楽しみ方は無限大です!

充実した時間を過ごせるのが一番ですからね😉

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