すでにご存じの通り、2024-25シーズンQUARTERFINALS、アースフレンズ東京Zの2勝により、TUBCの2024-25シーズンが終了しました。GAME3の試合終了後は、しばらくバスケから離れたい気持ちでいっぱいでした。それでも、試合終了後にブログを書いてくださいとの温かいお言葉を頂いたこと、こんな悔しい気持ちを文章にできるのは今しかないこと、そして、何より、TUBCで関りをもっていただいた方々へ今思っている感謝の気持ちを伝えたいことから、早い段階での執筆を決めました。
今はまだ、思い出すたびに目頭が熱くなる気持ちを抑えることはできませんが、今シーズンを振り返りながらQUARTERFINALSの観戦記を書き記したいと思います。
横浜エクセレンス戦からの一週間
激闘を制した横浜エクセレンスとの2連戦。見事2連勝でレギュラーシーズンを終えたTUBCの盛り上がりは最高潮だったと思います。次に横浜エクセレンスと戦えるのは、B2昇格が決まった決勝戦になるはず、そんな気持ちをもってプレイオフを迎えることになりました。
今シーズン、対戦時点で3位だった香川ファイブアローズとの激闘を制した後は、中二日後に湘南ユナイテッドBCとの2連戦というタイトなスケジュールから、疲労が蓄積した結果、1勝1敗と言う結果に終わった過去もありましたが、今回は、中四日というスケジュール。選手たちもしっかりコンディションを整えてくれると信じて、試合当日までの士気を高めていました。
一方で、試合が近づいてくると、ワクワクする気持ちとは裏腹に、「何としても勝ち進まなければ!」という謎のプレッシャーが襲ってきました。自分が何かできるわけではないので、試合観戦を楽しめればいいだけのはずなのに。そんなプレッシャーからか、金曜日の午前中の仕事はほどんど手つかずの状態だったことを覚えています。
そんな気持ちを抱えたまま、会場となる有明アリーナ(サブ)に向かいます。入口には、青援サポーターの一覧が掲示され、今まで関わっていただいた青兎💙のメンバーの方々のお名前を多数確認できました。いよいよ、QUARTERFINALSの開幕です!

GAME1
事前のSNSの投稿により、德川選手が体調不良でロスターから外れることが発表されていました。思い起こしてみると、ほとんどの試合でSTARTING5に名を連ねていた德川選手の不在。不安はありましたが、今シーズンは主要選手が出場できない試合も多く、そのたびにチーム全体で乗り切ってきたTUBC。今回も、德川選手の分まで頑張ってくれることを期待していました。
QUARTERFINALSもレギュラーシーズンと同じく、ベンチ裏自由席からの観戦。GAME1では、最前列を確保できたので、選手たちのアップもいつも以上に近くで観ることができました。

1週間ぶりに訪れた有明アリーナ(サブ)。今回は、QUARTERFINALSということで、特にイベントも開催されていなかったため、席に座ってゆっくり選手たちのアップの姿を見ていました。
ただ…、なんというか、選手たちのアップから感じる雰囲気がいつもと違います。自分が緊張していただけなのか、選手たちが緊張していたのか分かりませんが、何となくフワフワした感覚だったことを今でも覚えています。
今回の相手がアースフレンズ東京Zということで、早い時間帯からアースフレンズ東京Zのブースターの方がアウェイベンチ付近の座席を埋めており、その応援のエネルギーがヒシヒシと伝わってきました。
試合およそ40分前になると、全選手入場が始まります。座席後方に投影される映像は、QUARTERFINALS用に新たに作成されたものであり、今シーズンのTUBCの活躍を振り返るものでした。この映像を見ただけで感極まる筆者。いやいや、こんなところで涙を流してなんていられません。

全選手入場が終わり、いつものアップが始まります。アースフレンズ東京Zブースターの勢いに負けじと、今回はいつものおやじぃーずの集団に紛れ込み、青援を送ることにしました。キッズ達の勢いが頼もしい!

このときは、両ブースターの応援合戦もバチバチになるだろうことを予想し、ワクワク度合いが高まっていました。
さて、いよいよQUARTERFINALSの第一試合、GAME1が始まります。アースフレンズ東京Zブースターの応援はすさまじく、1週間前の横浜エクセレンスの試合とまではいきませんが、1Qから試合終盤並みのコール合戦が始まりました!
前半は35-32と、TUBCリードで折り返します。しかし、後半になると逆転を許し、47-55の8点ビハインドで3Qを終了します。先週の横浜エクセレンス戦を思い出せば、8点差は全然ひっくりかえせる点数のはずです。…ただ、今日のTUBCを見ていると、なぜだかGAME3終了時の8点差が非常に重く感じられました。技術的な面は素人でよく分からないのですが、気持ち的に追い詰められている感じ。
結果として、残念ながらGAME1は、71-83で黒星スタートとなりました。
後がなくなったQUARTERFINALS。試合終了後は、あまりの不安に食事ものどを通らず、布団に入っても全く寝付けませんでした。寝ても試合の状況が夢に出てくる始末。でも、これは仕方ないですよね💦
GAME2
朝起きても、心もとない気持ちが続いていましたが、午前中はPTAの打ち合わせで何とか不安を忘れることができていました。PTAの打ち合わせが終わると、試合開始までまだ時間があります。青🐰💙のXの投稿を見ていたら、私も無性に走りたくなり、TUBCの選手スタッフが必勝祈願に訪れていた富岡八幡宮に願掛けに向かいました。

早朝曇っていた空も、願掛けに訪れたときには晴れ間が見え、TUBCのチームカラーであるUNITED BLUEの空を見ることができました。これは、きっといいことがあるはず!
体を動かしたら、なんだか気持ちがポジティブになってきました。2戦目は選手達が一矢報いてくれるはず!!そんな希望をもって会場に向かいました。
会場に入場すると、やはり選手スタッフ、そして青🐰💙からは張り詰めた緊張感を感じます。
そんな中、竹本タクシーさんがいつも通り会場を温めてくれていると、なんと橋爪HCがコートに現れ、竹本タクシーさんからマイクを受け取ります。そして、青🐰💙ブースター向けに熱い熱いメッセージを届けてくれました!
試合終了後のロッカールームでもクールに対応する橋爪HCが、こんなに熱く語りかけてくれる姿に、緊張していた青🐰💙ブースターのテンションも一気に上がります!
そして、全選手入場後、いつも以上に長い時間ベンチ付近でハドルを組む選手たち。そのハドルの中心で熱く語っているのが上田選手でした!その時は何を言っているのかまでは聞こえませんでしたが、きっと熱い何かを選手たちに伝えているんだと考えると、さらにテンションが上がります!ブースターも勝利を信じて応援するしかないと!
(これらの様子は、以下のハイライトで確認することができます。)
そんな雰囲気の中、GAME2が始まりました。GAME2では、序盤からハードなディフェンスを行う選手たちの姿を見ることができ、いつもの選手たちの勢いを感じました!さらに、青🐰💙の応援も昨日以上に団結力が増し、より強いプレッシャーを相手チームに与えている手ごたえがありました。その結果、前半戦は、46-25と21点差をつけてTUBCがリードします。
後半に入ってもTUBCがリードを広げ、3Q終了時点で69-43と26点差をつけることができました。4Qになると、翌日のGAME3を見越した戦略からか、84-77の7点差まで詰め寄られますが、相手の猛攻を防ぎ、見事GAME2はTUBCが勝利を収めます!!
TUBCにとっては、プレイオフ初の勝利!きっと、このままの勢いでGAME3も勝利を収めてくれることを信じ、この日はしっかりと食事&睡眠をとることができました。
GAME3
今朝は、雲一つないいい天気。今日も勝利を願って、富岡八幡宮へお参りに行ってきました。昨日以上に青空に映える富岡八幡宮の赤い神殿。きっと今日のGAME3の勝利をもたらしてくれるはずです!

今日は、GAME1、GAME2のとき以上に、早い段階から入場の列ができていました。
試合のたびに追加される寄せ書きも、TUBCブースターの気持ちをさらに盛り上げてくれます!

そして、アップ時には、GAME1、GAME2とロスターを外れていた德川選手の姿が!!
さらに、今回の全選手入場後のハドルでは、宮田選手が選手たちに檄を飛ばしていました。きっと昨日の上田選手と同様、熱い思いを選手たちに伝えてくれていたんだと思います。
いよいよ運命のGAME3が始まりました。前半から、TUBCの勝利を信じて、青🐰💙の大青援が会場に響きます。一方、アースフレンズ東京ZもGAME2から修正をしてきており、前半戦は35-46と11点のビハインドで終了します。
そして、TUBCの底力を信じた後半戦が始まりました。TUBCの選手たちも気迫を取り戻し、3Q終了時には51-59の8点差まで詰め寄ります。ここまで来たら、我々にできるのは声を出し続けることです!音源関係なく発生するディフェンスコール、オフェンスコールで、選手たちを鼓舞し続ける4Qが開始します。両選手とも、きつい時間帯のはず。そんな中、アースフレンズ東京Zの選手たちの足は止まらず、点差が縮まらないまま、時間だけが経過していきます。
そして、69-78の9点差、残り4秒でとられたTUBC最後のタイムアウト。それまで気丈に大声で応援していた娘が、私の肩に寄り添って泣き始めました。
この点差、この時間帯。
きっと娘にも、この後の結果が分かっていたのでしょう。私も、もちろん現実は見えていました。
しかし、今シーズンの選手たちの声を枯らして応援できるのも残り4秒。それならば、結果がどうあれ、最後の最後まで声をかけ続けたい。
リースの最後のシュートが無情にもリングの外にはずれ、相手選手にボールが渡ったところで試合終了。今シーズンのTUBCの試合が幕を閉じました。
試合終了のブザーが鳴った瞬間、しばらく放心状態に。そして、その直後には目から涙が溢れてきて止まりませんでした。さらに、コートの選手たち、今シーズン一緒に応援してきた青🐰💙メンバーの姿を見ると、溢れる感情を抑えることができませんでした。
しかし、橋爪HC、宮田選手、家本会長。我々以上につらい状況にもかかわらず、ブースター全員に伝えたてくれた感謝の言葉。こちらこそ感謝の気持ちでいっぱいです。
また、退館時には、フロント・ボランティアの方々に挨拶させてもらいました。感極まり、挨拶の言葉が出ずに申し訳ありませんでした。我々が選手の応援に集中できたのも、フロント・ボランティアの方々の対応のおかげです。本当にありがとうございました!
アースフレンズ東京Zのチーム・ブースターの皆さんへ
悔しいけれど、SEMIFINALS進出おめでとうございます。最後の最後まで集中を切らさない選手たちの試合展開、素晴らしかったです。GAME2でチョル選手と相互のテクニカルファールとなったアースフレンズ東京Zのランプキン選手、試合終了後にチョル選手と和解の握手をしにきてくれた姿は、まさに選手の鏡でした。また、うさぎコールに対してもしっかりフリースローを決めて、TUBCブースターを威嚇してきた井手選手、会場一体となって試合を盛り上げようとしてくれた姿に感服です。
また、「うさぎコール」の先輩となる「蒲田の壁」、やはり強敵でした。また、TUBCホームにも関わらず、あれだけの一体感を持ったブースターの応援は、本当に選手への後押しになっていたと思います。TUBCでは、ブースター主体の青援や、「うさぎコール」が誕生してからまだ1年。どんどん進化して、より脅威になるのを楽しみにしていてください。
アースフレンズ東京Zとのエール交換は涙声になっていましたが、今シーズン最後のエール交換、ありがとうございました。
最後に
この記事を書いているときも、昨日のことを思い出して涙が溢れてきます。公式が爆速で更新してくれたGAME3のYoutubeの動画。こちらは怖くて、まだ観ることができていません。
ただ、記事を書きながら、悔しんで悲しんでいる気持ちが少なからず整理できてきた気がします。
B2昇格の目標を果たせなかったことは、本当に悔しいです。選手・スタッフ・ブースター一丸となって目指してきた目標に届かなかったことは、大きな要因であることは間違いないと思います。でも、涙を流すほどの感情は、B2昇格に届かなかったという要因だけではなく、今シーズンを共にした選手・スタッフ・ブースターが一体となって戦う機会が終わってしまったからなんじゃないかと思っています。
これは勝負の世界。
TUBC創設年度から応援してきていますが、来シーズンも全く同じ状況で戦うことは、まずありません。少なからずメンバーの入れ替えは行われ、そのメンバーの入れ替えに伴って、ブースターの応援熱も変化するはずです。どこか、卒業式の感情にも似ていると思います。
しかし、チームの状況は変わっても、今シーズン、必死で応援した選手たちを好きであった気持ちはなくならないと思いますし、応援したときの気持ちは忘れることはないと思います。三重に移籍したチュウ選手が対戦相手になったときも、岡山に移籍したママドゥ選手が対戦相手になったときも、しながわに移籍した東選手、マイケル選手が対戦相手になったときも、移籍した選手に会えた時はほんとうに嬉しかったですから。
また、TUBCを通じて出会った人々と会う機会は少なくなるとは思いますが、ここで築かれた絆はなくなるわけではないと信じています。この絆(United)こそが、TUBCが我々に届けてくれた最大のプレゼントだと感じています。
GAME3終了後、今シーズンお世話になった、たくさんの青🐰💙に挨拶させてもらいました。この年になって、こんなに感情を露わにして感謝の気持ちを伝えられたこと。TUBCの応援を続けてきて、本当に良かったと思える瞬間でした。そして、みんながみんな、
「今シーズン、ほんと楽しかった!!」
と言葉を交わしてくれる青🐰💙。最後の最後まで前向きな青🐰💙ブースターに出会えて、本当に幸せなシーズンでした!
シーズンを振り返って
今シーズン、妻と娘の協力で、ホームゲームは全節観戦に行くことができ、稚拙ながら現地のレポートを全節させていただきました。完全に自己満足の世界ですが、来場者のために毎回趣向を凝らして企画してくれたTUBCのフロントの努力の結晶を、少しでもお届けできていたなら幸いです。
シーズンを思い出しては涙で目を腫らす日が、もうしばらく続くと思います。でも、5月24日(土)に行われるシーズン大感謝祭には笑顔で選手たちにお礼が言えるように。
シーズン大感謝祭は、ブースターもTUBCに感謝を伝えるお祭りですからね。
【5/24】TUBC 3rd シーズン大感謝祭開催のお知らせ
— 東京ユナイテッドBC🏀 (@TUBCofficial) April 24, 2025
■イベント概要
・日程:5月24日(土)
・時間:午後
・場所:有明周辺施設
・会場内飲食:なし
・参加資格:どなたでも参加可能
※一部有料のイベントを開催する場合がございます。
※会場及び詳細日時、イベント内容は後日発表いたします。 pic.twitter.com/OwyQXrVfIl
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