2025-26シーズン第8節 vs金沢武士団戦 観戦記

TUBC体験記
2025.11.19

先のアウェイ新潟戦では、大友選手に加え、レン選手の不在、笹山選手のコンディション不良のため、ロスターは10人。さらに、その前の品川戦で負傷した田口選手も試合に出場できず、実質９人での戦いとなりましたが、１勝１敗の五分でホームに帰ってきてくれました。

今節の試合では笹山選手は復帰してくれるハズ。そうすると、この勢いで今回の金沢戦、ホームゲーム初勝利を果たせるのではないかと期待して週末を待ち望んでいました。

そんな矢先。

怒涛の勢いで不運なニュースが舞い込んできました。

１．田口選手　負傷のお知らせ

田口選手が右膝の負傷（右膝内側側副靱帯損傷／右内側半月板損傷）で、試合に復帰できる時期が未定との発表がなされました。新潟戦ではベンチで気丈に振舞う姿がバスライから確認できていましたが、かなりの怪我だったようです。

２．ＫＪ選手、東選手、長尾MGR、新井S&C　体調不良のお知らせ

さらに、４名もの選手・スタッフが一斉に体調不良との発表。おそらく流行り病だと思われるため、次節の試合には復帰してくれると思いますが、レン選手の不在を考えると、実際にコートに立てる選手は、おそらく８名になるだろうと。

2022-23シーズンから観戦してきたブースターの方には記憶に残っていると思いますが、過去にトライフープ岡山とのAway戦で、帯同可能な選手が７名になった際、（練習も十分できていないという理由も考慮して）不戦敗を選択したという事例がありました（過去のニュースはこちらから）。

今回も様々な状況が検討された結果、開催に至ったとは思いますが、相当厳しい状況であることは間違いありません。

さらに、先のニュースでは、TUBCアリーナMC 竹本タクシーさんが、東京2025デフリンピック公式MCを担当されることとなり、こちらも不在。イレギュラーな状況が重なった今節のホームゲーム。複雑な思いを胸に今節の観戦に向かいました。

そういえば、先週の徳島戦から、ウェルカムボードがコート入り口に掲示されるようになりました。毎回思うのですが、私は絵心がないため、こういうイラストをスラスラ描けちゃう人を、ほんと尊敬します。

「BLUE RABBITS DAY」イベント開催！

今節は「BLUE RABBITS DAY」イベントが開催されました。ただし、今節は、選手たちのコンディションを考慮し、想定された一部のイベントの内容が変更されています。

リバウンド体験　実施！

事前申込者の中から抽選で選ばれた方が、ウォーミングアップ中の選手のシュートしたボールを、適宜選手たちに渡すというリバウンド体験が行われました。イベントの詳細を知らなかったので、いつもお見掛けする青🐰💙メンバーの方がコート上で対応している姿に驚いたことを覚えています。中には、普段のスタッフと何ら遜色のない対応を取られている青🐰💙メンバーの姿もチラホラ。流石です♪

復活！キッズＭＣ

過去にシーズンを通して行われていたキッズＭＣが復活です。「宮田GM見どころ解説」でMCとなり、宮田選手にインタビューする者。GAME1では大友選手も参戦し、楽しいイベントになりました。

なお、今節および次のホームゲームでは、竹本タクシーさんが東京2025デフリンピック公式MCを担当されることにより不在となりました。その代役として、中川典さんがアリーナMCを担当してくれました。

全選手入場花道　実施！

試合３５分前に行われる全選手入場時に選手たちを送り出す選手入場花道が実施されました。こちらは、当日会場でLINEにより抽選。見事当選した20名が参加できるものです。

なお、GAME1ではコート上で花道が作成されましたが、GAME2では会場入り口付近での花道作成となりました。

GAME1↓

GAME2↓

スコアメーカー●点目チャレンジ　実施

今節の推し選手である田中選手、ブラ選手の背番号にちなんで、田中選手の背番号「２８」（GAME1）、ブラ選手の背番号「５２」（GAME2）の得点を誰が獲得するか当てる予想ゲームが行われました。ブルーラビッツ会員であればどなたでも参加できたチャレンジ。
GAME 1では笹山選手、GAME 2では川島選手が、それぞれの点数を獲得しました！

UNITE DANCERSとのシュートチャレンジ！　開催

1Qと2Qの間のインターバルに行われるUNITE DANCERSとの対決。今回は「シュートチャレンジ」でした。各日３名が先着で参加できるもので、キッズ達が頑張っていた姿が印象的でした♪

【中止】サインイベント→【変更】フリースローチャレンジ

当初、試合終了後に、TOP会員、UNITE会員を対象にサイン会が実施される予定でした。しかし、今回の感染症拡大を考慮し、サイン会は中止となり、代わりにフリースローチャレンジが実施されました。

選手たちのコンディションを考えれば、適切な対応だったと考えられます。

代わりに実施されたフリースローチャレンジは、参加するだけで選手サイン付きステッカーがプレゼントされ、成功すると、さらにもう１枚ステッカーをゲットできるものでした。結構な数のステッカーが準備されているのを見ると、選手たちは忙しい中、必死にサインをしてくれたんだなぁと。素早い判断と、選手・フロントの対応は、むしろありがたかったです！

推し選手タオル撮影会

上記の通り、今節は、田中選手、ブラ選手の撮影会が行われました。田中選手の撮影会には、金沢武士団のブースターの方も参加されていました。愛されていたことを感じますね♪

↓田中選手

↓ブラ選手

プレミア・フォトセッション 〜ロッカールーム前撮影会〜 開催！

TUBCオフィシャルショップで2,000円以上のグッズを購入された方を対象に抽選会を実施。当選者は、なんと、試合終了後、ロッカールーム前で選手との撮影ができるというもの。これはかなり贅沢なイベントです！
なお、撮影者は当初推し選手（田中選手、ブラ選手）となっていましたが、田口選手へ変更になっています。

シュートチャレンジ！　開催

上記シュートチャレンジとは別に、ハーフタイム中にもシュートチャレンジが行われました。投げる位置によって賞品が変わるというもの。こちらも、当日会場でLINEにより抽選。見事当選した各日１名が参加できるものです。

そして、なんと。
普段、クジ運が全くない私ですが、なんとこの度、当選させていただきました！！

当初は、１Qと２Qの間のシュートチャレンジと勘違いしていたのですが、フロントの方がお声をかけてくれて、ようやく気付いた次第です(笑)

ハーフタイムに入り、UNITE DANCERSのダンスが終わった後、いよいよシュートチャレンジが始まります。コート上に立つと、GAME1で知り合いのブースターの方がチャレンジしていた姿が思い出され、テンションもあがってきました。いよいよチャレンジスタートです！

何投か実施してみたものの、いやー、これが入らない入らない。

「チームに勢いをつけるため」と言った手前、なんとか決めたいと思っていましたが、辛うじて１本決めることができました😅
（後にバスライで見返しましてみましたが、偉そうなコメント、いやー、恥ずかしいです💦）

青🐰💙ブースターの方に頂きました。ありがとうございます！！

今回のシュートチャレンジ中、ゴールしか見ていないにもかかわらず、ブースターの方々の温かい青援は耳に届いていました😂。きっと選手たちの耳にも、我々の大きな青援が届いているんだと感じられた今回のシュートチャレンジ。後半戦を応援する活力を頂いた気がします。

UNITE DANCERS参戦！

今節の参加メンバーは、Hanari / Ikumi / Caede / Kimiko / Yumeの５名でした。

試合結果

冒頭にも記載したように、今節試合に出場できるのは、おそらく８人。ハードワークが信条のTUBCにとっては、試練の幕開けと言えそうな予感がしました。我々にできるのは、選手たちを気持ちで後押しすることだけ。そして、このどん底の状態から勝利を得られれば、この先の試合の大きな自信になる。ならば、いつも以上に気持ちを込めて選手たちを応援しよう。そんな気持ちで観戦に臨みました。

GAME 1

まずは、GAME 1。Starting 5は、川島選手、德川選手、コヴァル選手、リース選手、そして、昨シーズンまで金沢武士団に所属していた田中選手です。

1Q開始直後から、３回のTUBCターンオーバー。0-7と引き離されて、試合回早々TUBC１回目のタイムアウトをとることに。嫌な流れからスタートした試合ですが、タイムアウト後にしっかりと修正し、8-7と逆転に成功します。その後は一進一退の展開が続きますが、17-15の２点リードで1Qを終了します。
2Qに入り、中盤までは点差が広がらない試合展開でしたが、少しずつ金沢との点差が開き、28-35の７点ビハインドで前半戦を終了します。

3Qに入ると両チーム膠着状態が続き、3分以上点数が入らない状態が続きましたが、3Q残り6:34で笹山選手が均衡を破る2ptシュートを決め、流れを呼び戻すきっかけを作ってくれました。しかし、ここから流れに乗り切れず、逆に金沢に点数を許す展開が続きます。3Q残り5分を切ると、笹山選手に疲労の色が伺え、細かいミスを連発。ここで、田中選手と交代となりました。悔しそうにベンチに戻ってくる笹山選手の姿を見ると、８人で回しているTUBCの選手たちに疲労が蓄積されてきていることを感じました。３Qを終了して、37-53の16点ビハインド。今のベンチの状況からすると、かなりつらい点差となった3Qでした。
4Qに入ると、意地を見せてくれた選手たち。苦しい時間帯にもかかわらず、4Qだけみると22-17と５点のリードを奪うことができましたが、16点のビハインドは重く、59-70でGAME 1は敗戦となりました。
今回のGAME1では、普段弱音を吐く姿をほとんど見せることのない川島選手が、4Qでベンチに戻ってきたときに肩で息をしていた姿が忘れられません。試合終了後にBOX SCOREを見てみると、川島選手の出場時間、実に37:16と、ほとんど出ずっぱりだったことが分かります。川島選手でさえこのような状況であることを考えると、他の選手たちも同様に疲労困憊だったと思います。明日の試合に向けて蓄積された疲労と、その疲労がゆえに起こりうる怪我を心配しながら、岐路についた１日目でした。

GAME 2

続いてGAME 2。

ちなみに、この日の午前中は、プライベートで有明アリーナ近くの公園で開催されるリレーマラソンに参加していました。公園内の周回コースをチームメンバーで分担しながら、ハーフマラソンの距離を達成するというもの。周回コースは１．３ｋｍと短いため、逆にスピードが要求されるこのリレーマラソン。普段は出さないスピードで（ほとんどダッシュで）走り切り、終わったときには頭も回らず、呼吸から脚からヘトヘトの状態になっていました。改めて選手の凄さを感じながら試合会場に向かいます。

GAME 2では、東選手がロスターに入っていたので、今日は９人で試合ができる、そう信じていました。しかし、結果的には東選手は試合に出場する雰囲気が見られなかったため、GAME 2も８人で回すことになる、そう考えると、選手たちの体力が心配でした。

Starting 5は、昨日と同様、川島選手、德川選手、コヴァル選手、リース選手、田中選手です。
GAME 2では、1Qから金沢に対して激しいプレッシャーをかけ続け、昨日とは逆にTUBEが序盤で7-0のリードを奪います。

その後も、しっかりプレッシャーを与え続け、最大12-2と10点差までリードを奪います。しかし、その後はジワジワと金沢が点差を縮め、1Q終了直前には21-22と逆転を許してしまいます。1Q終了直前にフリースローで金沢に追いつき、22-22の同点で1Qを終了します。

ちなみに、1Q残り9:16で、コートサイドに田中選手が飛び込む場面が。そんな状況に対して、我らが青🐰💙メンバーが、田中選手をしっかりとサポート。さすがです(笑)

詳細はこちらから↓

https://twitter.com/maimami8/status/1990049497205067892
twitter.com

2Qに入ると、立て続けにポイントを決められ、6点のビハインドとなりますが、TUBCもそれ以上の点差をつけられないように追いすがり、2Q中盤には同点に追いつきます。その後も、5点のビハインドになるシーンもありましたが、最終的には38-40の２点ビハインドで前半戦を終了します。

（その後、シュートチャレンジ！が行われ、2ptシュートの景品にハンドタオルを頂きました😆）

3Qも開始からTUBCはプレッシャー全開で金沢に向かっていきます。体力的に辛いはずなのに、全選手が誰一人手を抜くことなくボールに向かっていく姿勢を貫き、3Q中盤には、51-43の８点リードにまで点差を広げます。その後、両チームとも効果的に3ptシュートを決め、59-56の３点リードで、最終4Qを迎えます。

最後の10分。昨シーズンでいえば、80分試合の最後の10分。８人で戦うには、あまりにも長い80分のはず。しかし、GAME2の4Qの雰囲気は、4Qに入ってもプレッシャーの強度が衰えず、相手の攻撃を抑えていく。まさに、昨シーズンを思い起こさせるものでした。そして、このプレッシャーは、4Q残り約3分半の段階で、10点のリードを生み出します。

この時点で10点差。ようやくホームゲーム初勝利が見えてきたこのタイミングで、最大の試練が襲ってきました。

TUBCのシュートがゴールに嫌われている間に、金沢が確実に点数を重ね、残り１分の段階で2点差にまで詰め寄られます。

その後、辛うじて笹山選手がファールをもらい、１本決めて73-70の３点差。ワンポゼッション差は変わりません。残り1:04。

そして時間は進み、残り12.5秒となったタイミングにTUBCのファール。金沢はタイムアウトを要求します。

おそらく金沢にとっては最後の１プレイ。フロントコートから試合が再開します。最後の気力を振り絞ってディフェンスするTUBCの選手たち。最終的には、残り1.6秒で2ptシュートを決められますが、TUBCボールへと変わったところでTUBCのタイムアウト。これで勝負ありました。残り0.7秒でファールフリースロー。そして、フリースローの２本目を外して時計を進め、End Gameを迎えました。

73-72

2025-26シーズン、TUBCホームゲーム初勝利達成です！！

試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、言葉にならない感情が胸の奥から込み上げてきて、私の視界を滲ませました。

2024-25シーズンのプレイオフ、有明アリーナ（サブ）でセミファイナル進出を逃したあの日からおよそ７ヵ月。傍から見たら、たかだかホームで１勝しただけに過ぎないかもしれません。

しかし、今回の試合では、2024-25シーズンを通して私たちに魅せてくれた、最後まで諦めないTUBCらしい戦いぶりで勝利を掴み取ってくれました。そんなチームの姿を見ていたら、あの日に止まった時計が動き出してくれた、そんな気持ちで胸がいっぱいになりました。

2024-25シーズンとはもちろんメンバーは異なりますが、受け継がれたTUBCらしさを今試合で体現してくれた選手たち。次節ではKJ選手、東選手、任（レン）選手が復帰してくれるはず。復帰を待ち望む田口選手、大友選手と共に、走り続けてくれることを楽しみにしています！

各ゲームのハイライト、スポニチプラスアルファの記事はこちらから。

GAME1

★GAME2★

＜スポニチプラス＞

GAME1:https://sponichi-plus-alpha.sponichi.net/sports/basketball/kanazawagame1-20251115/
GAME2:https://sponichi-plus-alpha.sponichi.net/sports/basketball/kanazawagame2-20251116/

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